「2025年の一条工務店の見積もりが見たい!」
「値段が高いから値引きしてほしい」
2025年に一条工務店で契約した我が家が、見積もりを公開します。

悩んだ末、一番高いグランスマートで契約しました!
「一条工務店はコスパが抜群」と言われていますが、そもそも安い価格帯のハウスメーカーではありません。
高性能&標準仕様が充実しているのが値段が高い理由で、基本的に値引きをしないことでも知られています。
紹介制度を利用すれば最大35万円のオプションが無料になるので、展示場に行く前に必ず確認しておきましょう!
あとから特典を受けることはできないので、来場前のチャンスは逃さないでくださいね。
2025年の一条工務店の見積もりを公開
2025年5月に一条工務店で仮契約をしたときに出してもらった、我が家の見積もりを公開します。
当初の依頼した見積もりの内容は以下のとおりです。
- グランスマート(一番高い商品タイプ)
- 32.3坪の2階建て
- 準防火地域
- 地盤に不安あり
- オプションは十分に入れる
まずは、一条工務店の見積もりの全体像を見ていきましょう。
工事の項目 | 費用 |
---|---|
建物本体工事 | 24,846,749円 |
建物申請費用 | 356,200円 |
付帯・給排水工事 | 1,660,400円 |
標準仕様外工事 (オプション) | 2,485,000円 |
太陽光・蓄電池 | 2,485,000円 |
消費税 | 3,263,725円 |
建築工事費用合計 | 35,900,984円 |
単純に我が家の見積もり額を坪数で割ると、坪単価は111万円です。
地盤改良の追加工事やトイレのグレードアップ、さらぽかや耐水害オプションなども入った見積もりなので、グランスマートで建てるなら坪数×110万円ぐらいが目安と考えておけばよいでしょう。
ちなみに、商品タイプのグレードを1つ落とすごとに、総額が100万円ぐらい変わってくるとのことでした。
2025年における一条工務店の30坪の総額のイメージは、以下のとおりです。
商品タイプ | 30坪の総額 (税込) |
---|---|
グランスマート | 3,300万円 |
アイスマート | 3,200万円 |
アイキューブ | 3,100万円 |
アイスマイル+ | 3,000万円 |
アイスマイル | 2,900万円 |
ハグミー | 2,800万円 |
これらに外構費や土地購入費用は入っていないので、別途計画が必要です。
一条工務店は高い?見積もりの項目を検証
一条工務店は高いのか、見積もりの項目を1つずつ検証していきます。
- 建物本体工事
- 建物申請費用
- 付帯・給排水工事
- 標準仕様外工事(オプション)
- 太陽光・蓄電池
他社さんの見積もりと比べるときの参考にもなるので、後から確認したい方はブックマークしておいてくださいね。
建物本体工事
工事の項目 | 費用 |
---|---|
建物本体工事 | 24,846,749円 ↑この部分を解説 |
建物申請費用 | 356,200円 |
付帯・給排水工事 | 1,660,400円 |
標準仕様外工事 (オプション) | 2,485,000円 |
太陽光・蓄電池 | 2,485,000円 |
建物本体工事は、名前のとおり建物本体にかかる費用で「坪単価」のことです。
一条工務店の建物本体価格に影響するのは、以下の3つの項目です。
- 商品タイプ
- 施工面積
- 特別な仕様
商品タイプは前述のとおり、グランスマートが一番高く、次いでアイスマート…のように主力として6つのラインナップがあります。
グレードが高いタイプほど、性能や設備、選べる内装の自由度が高いのが特徴です。
施工面積は建物の坪数に近いもので、吹き抜けは1/2になるなどのルールが決まっています。
特別な仕様とは、準防火地域や防火地域など扉や窓の仕様が特殊になるもので、我が家は準防火地域に該当したため坪単価は通常よりやや高めです。
一条工務店の建物本体費用はそれなりに高いですが、標準仕様が充実しているため後から追加オプションが高額になる不安は少ないです。
この項目にキッチンや洗面化粧台、システムクローゼットなどの設備も入っています。



さらに、全館床暖房も標準仕様に含まれています!
(ハグミーを除く)
他社の見積もりではLDKのみの床暖房で50万円ぐらいだったので、一条工務店の標準仕様は充実していることが分かりますね。
建物申請費用
工事の項目 | 費用 |
---|---|
建物本体工事 | 24,846,749円 |
建物申請費用 | 356,200円 ↑この部分を解説 |
付帯・給排水工事 | 1,660,400円 |
標準仕様外工事 (オプション) | 2,485,000円 |
太陽光・蓄電池 | 2,485,000円 |
一条工務店の建物申請費用は、以下の項目の合計です。
- 建築確認申請
- 長期優良住宅手続き及び諸費用
- 中間検査申請手数料
これらは家を建てる上で必要になるので、基本的に削減することはできません。
建物の坪数が減ると、価格も少し下がります。
付帯・給排水工事
工事の項目 | 費用 |
---|---|
建物本体工事 | 24,846,749円 |
建物申請費用 | 356,200円 |
付帯・給排水工事 | 1,660,400円 ↑この部分を解説 |
標準仕様外工事 (オプション) | 2,485,000円 |
太陽光・蓄電池 | 2,485,000円 |
付帯・給排水工事には、建物本体の建設とは別に工事に必要な費用も見積もりが書かれています。
- 仮設工事
- 屋外給排水
- 雨水排水
- 浄化槽
- ガス配管
- 特別運搬費
主に、足場を組んだり、水道やガスなどのライフラインを整えるための費用です。



一条工務店はオール電化が多く、我が家もガスを必要としないためガス配管の工事費用は不要でした。
また、一条工務店では、特別運搬費が見積もりに入っていたり、後から加算になったりするケースがあります。
特別運搬費とは、建設資材を現場まで運ぶための費用で、前面道路が狭い・住宅密集地・田舎などは、特別運搬費が高い傾向にあるようです。
前面道路が5m以下かつ都会ではない我が家は、特別運搬費が40万円仮計上されていました。
標準仕様外工事(オプション)
工事の項目 | 費用 |
---|---|
建物本体工事 | 24,846,749円 |
建物申請費用 | 356,200円 |
付帯・給排水工事 | 1,660,400円 |
標準仕様外工事 (オプション) | 2,485,000円 ↑この部分を解説 |
太陽光・蓄電池 | 2,485,000円 |
一条工務店の見積もりの標準仕様外工事とは、俗にいうオプションのことです。
見積もりによく入る高額のオプションは、以下のとおりです。
- 基礎工事・地盤改良工事の追加分
- 電気工事
- 照明パッケージ
- 全館さらぽか空調
- 耐水害仕様
- キッチンのカップボード
基礎工事のオプションとして、ベタ基礎はほぼ確実に加算されます。
施工面積によって変わりますが、32坪2階建ての我が家は318,600円でした。
また、地盤が緩い土地では柱状地盤改良などが加算され、地盤に不安がある我が家は729,500円の非常に高いオプションになっていました。



土地のことだから仕方がないけれど痛い出費!
電気工事や照明も必ず必要になる費用で、50万円ぐらいを見込んでおきましょう。
全館空調「さらぽか」や津波で浸水しない「耐水害仕様」も、希望をすれば付けられます。
我が家がもらった見積もりには【ご提案】という形で入っていたので、これらを除くと100万円近く減額も可能です。(結局、さらぽかのみ採用しました)
最後に、キッチンのシステムカップボードも採用率が高いオプションで、一番人気の幅180cmセットが332,000円です。
一条工務店の紹介制度を使うと、カップボードのオプションがサービスになるので、減額したい方は知人紹介を受けましょう。
住宅展示場に行った後では適用されないので、まだ一条の展示場へ来場していない方は、今すぐ紹介依頼をしてくださいね。
太陽光・蓄電池
工事の項目 | 費用 |
---|---|
建物本体工事 | 24,846,749円 |
建物申請費用 | 356,200円 |
付帯・給排水工事 | 1,660,400円 |
標準仕様外工事 (オプション) | 2,485,000円 |
太陽光・蓄電池 | 2,485,000円 ↑この部分を解説 |
一条工務店のグランスマートやアイスマートの見積もりには、何も言わなくても「太陽光&蓄電池パッケージ」が入っていることが多いです。
太陽光の値段を他社と比較すると、一見あまり違いがないように見えますが、発電容量に注目してみましょう。
我が家の一条工務店の見積もりにはパネルの搭載量が13.475kWとなっていて、かなり量が多いです。
我が家は一条の他にも4社ほど比較しましたが、搭載量は5kW前後のハウスメーカーが大半でした。



搭載量が他社の2倍以上なのに、一条工務店の方が安くてびっくり!
一条工務店の家は「太陽光パネルを乗せすぎ」と言われることもありますが、日照条件がいまいちでもメリットが出るぐらいコストパフォーマンスに優れています。
当初の費用は高くなるものの、先行投資と考えて前向きに検討してみましょう。
一条工務店の見積もりで値引きをするコツ
一条工務店は「値引きをしないハウスメーカー」と言われています。
営業担当や店長の采配で個別に値引きをすることはできず、施工面積や採用オプションを入力すると自動的に見積もりが出る仕組みです。
ただ、一条工務店でも減額できる方法があり、具体的に以下の3つです。
- 紹介制度を利用する
- 住まいの体験会に参加する
- キャンペーンを利用する
それぞれを順番に解説します。
紹介制度を利用する


一条工務店には紹介制度があり、ネット上の紹介も対象になるので誰でも利用できます。
紹介を受けると、「クオカードがもらえる」「店長クラスが担当になる」などのメリットがありますが、目玉は何といっても最大35万円相当のオプションがもらえることです!
特典は一番お得なシステムカップボードを採用する方がほとんどで、実質35万円が値引きされるのと同じです。
一条の住宅展示場に行ったあとではオプションプレゼントの特典が使えなくなってしまうので、必ず紹介を受けてから来場しましょう。
当サイトでは紹介依頼フォームへ入力いただくと、24時間以内に紹介手続きを行っているので、お気軽にご依頼ください。
住まいの体験会に参加する


一条工務店の「住まいの体験会」に参加すると「お楽しみ大抽選会」があり、PREMIUMまたはSPECIALのどちらかが当たります。
PREMIUMが当たるともらえるオプションにカップボードもあり、こちらを選ぶと実質35万円の割引です。
SPECIALでも15万円相当のオプションがもらえるので、一条工務店でお得に家を建てるなら「住まいの体験会」に必ず参加しましょう。
ちなみに「紹介制度」と「お楽しみ大抽選会」は併用できるため、紹介を受けて展示場に行き、それから「住まいの体験会」に参加するのが一番お得です。
キャンペーンを利用する
一条工務店では、時期によっていろいろなキャンペーンを実施しています。
例えば、我が家が仮契約したタイミングは、「フロントオープン食洗器へのグレードアップキャンペーン」を行っていました。
25万円のオプションが無料だったので、迷わず採用しています。
ハウスメーカーは建築資材や人件費の高騰で値上げが相次いでおり、今の坪単価とキャンペーンが一番お得です。
一条工務店には、坪単価とキャンペーンを固定できる「仮契約」のシステムがあります。
100万円の資金は必要ですが、契約しなかった場合は返金されるので、一条工務店で契約する可能性が高い方は仮契約を検討しましょう。
一条工務店の見積もりについてまとめ
一条工務店の見積もりについて紹介しました。
- 一条工務店は高性能でそこそこ値段が高いハウスメーカー
- 見積もりの標準仕様に床暖房や住宅設備の多くが含まれる
- 展示場のような家を建てるために高額なオプションは不要
一条工務店は決して安いハウスメーカーではありませんが、性能と標準仕様を考えるとコストパフォーマンスが抜群です。
基本的に値引きはないので、紹介制度などをしっかり利用して、お得に家づくりを始めましょう!